ビジュアル英文解釈を使う上で、Reviewは大きな役割を果たしていると「ビジュアル英文解釈の使い方を徹底的に解説」の記事でお伝えしました。
しかしビジュアル英文解釈を実際に使って見ると「ビジュアル英文解釈の使い方を徹底的に解説」の記事で書いた通りにいかない場合があります。
そこでビジュアル英文解釈のReviewを使う時に気を付けるべき事を、この記事でお伝えしたいと思います。
ビジュアル英文解釈でReviewを使う時に注意すべきことは3つあります
Reviewは最初の3章はついてない
「ビジュアル英文解釈の使い方を徹底的に解説」では、Reviewは今までの復習であり、その章の予習になっている重要なポイントと説明しました。
そこで「ビジュアル英文解釈ではReviewが大事なんだな!」と思ってビジュアル英文解釈Part1の最初の章を見てみましょう。
するとビジュアル英文解釈Part1の最初の章にはReviewがありません。
それは本が間違っているわけでも、私の説明が間違っているわけでもありません。
Reviewとして選ばれる1文は、既に今までに1度出てきた1文の中で、重要な英文解釈のルールが含まれている1文です。
そのため、最初の3章はReviewがありません。
Reviewの番号振りは最初に全部やってしまった方が良い
Reviewの番号ふりは、その章の分は最初に全部をやってしまった方が良いと思います。
Reviewを考える→書いてあるページ数を開く→Reviewの文章を探す→解説を読む
以上の事を1文ごとにやると、考える→探す→復習と違う作業を短時間に繰り返しする事になり、集中力を保つ事が難しいからです。
まずReviewの番号を全部に振る→Reviewを考える→解説を読むとした方が良いと私は思います。
Reviewのページの解説を読んでも、ほとんど何も書いていない事がある
ビジュアル英文解釈(特にPart2)に、たまにあるのですが、Reviewのページ数から探した「研究」の解説を読んでも、ほとんど何も書いてない事があります。
そのような場合は、そのReviewのある章の「研究」の解説でReviewの解説が書いてあります。
「Reviewは復習のためにあるんじゃないの?」と思われる方もいると思います。
私もそう思います。
これはビジュアル英文解釈で勉強しているユーザーに優しくないと思います。
(Part1だと「これは後で習う内容だから今は説明はしない」と書いてあったりするのですが…)
ただ、著者の意図としては、「前に出てきた1文、こんな重要な英文解釈上のルールがあったんだけど気が付いていたかな?」という指摘をしているのだと思います。
逆に言えば、既に実力がある人や鋭い読解能力をもっている人は、最初に英文を読んだ時に「ここ重要な英文解釈上のルールがあると思うんだけどなんで解説が書かれてないんだろ。」と思う事があります。
その場合は先を進めていけば、Reviewで出てきて、Reviewの出てきた章で解説されます。
ビジュアル英文解釈は、そういう少し意地悪な構成になっている事があるので、そこは気を付けた方が良いと思います。
最後に
ビジュアル英文解釈においてReviewは今までの章とこれから全訳する章をつなぐ重要な部分になっています。
この記事を読んで、Reviewの扱いを、よりしやすくなるとうれしいです。